鳩頭の空中散歩

そろそろ資本主義って滅べばいいと思うの

「そっち系」の人には、聖典のごとく崇められる「UNIVERSE 25」実験。

英語版wikiによる解説は、こちら
en.wikipedia.org

比較的とっつきやすい説明の動画が、こちら
www.youtube.com

定量性は?」とか、「異常行動の病理学的な所見は?」とか、突っ込みだすとキリはないけど、そこはまあ、社会科学実験ということで。
ただ、「直感的に、確かにそんな感じがする」というのは、大体の場合、正しい。直感に理屈を後付けていくのが、科学の本質であったりする。なので、この実験も、完全に間違いではない。きっと。

歴史を学ぶと、これは文明の爛熟に伴って繰り返されてきた現象であることに気づく。エジプトもローマも、こうして滅んだ。

ポリコレ棒でタコ殴りになることを承知で言えば、LGBTに対して、積極的に排除する気はないが、興味関心を一切払ってやらないという意味で、消極的に認める気はない。
文明の爛熟期には、こういうのが現れるのは、歴史が語る。

さて、エジプトもローマも、UNIVERSE 25実験のマウスのように滅んだわけだが、人類は未だに滅んでいない。
それはなぜか。
爛熟した文明が新興勢力と代替し、新陳代謝が行われたからだ。

日本史上最強の男色家とされる藤原頼長は、「台記」に自分の男色遍歴を克明に残している。

或る卿と同車して、或る受領の讃宅に泊まり、天明に及び帰る。去年より書を通ずと雖も、全く返報せず。今夕初めて会合。如意輪供すでに以て成就す」

(現代語訳)
ある公卿の牛車に乗せてもらって、お家に泊めてもらって、翌朝帰ったよ(朝チュンしたよ)。
去年からずっとラブレター送ってコナかけてた人なんだけど、ずっとツレなかったんだけどね。
その日の夕方、とうとう受け入れてくれた。
如意輪には祈っておくものだね!

摂関家とのコネ的な意味でも、男色が嗜みとされた時代の話。
だからって別に現代のLGBTがどうとか結びつけるのは全く無意味だけど、文明の爛熟期には、洋の東西を問わず、同じような現象が見られた。

これで人類滅亡一直線に進んだかといえば、そうはなっていない。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が描く時代は、藤原頼長の時代より少し下った頃。三谷脚本のライトさは賛否両論あるが、当時の坂東武者は基本的にヤカラである。比較対象が悪いが、京の貴族のような教養は無く、嫁を取った取られたで刃傷沙汰は普通、領地の柵を動かそうものなら、死人を出して当たり前というのが、武家諸法度成立以前の無法地帯の武士の世界。
京の爛熟しきって腐臭すら漂っていた文化は、こうしたヤカラによって蹂躙されて、新たな時代が構築された。

UNIVERSE 25実験の結果は、文明単位では成立する法則かもしれない。
では、マウスで3年だった滅びまでのサイクルは、人類では何年だろう。

なんとなくだけど、多分100〜150年くらいだろう。
ちょうどその半分過ぎくらいの70〜90年のサイクルで、文明が滅びる前に歴史が繰り返される。
そのサイクルでいえば、そろそろ世界規模で引き返せない争乱が起きてもおかしくない時期。

いっそ、日本が台湾有事に巻き込まれる形で、戦争にならないかなー、ここらへんでドバーッと

とか、思ったりする。
前回の戦争みたいに、「自分が売ったケンカに負けた」という、まだ責任の取りようがある負けじゃなくて、
責任を負うこともできない「巻き込まれたケンカでズタボロになった」という具合にならないかな。
「台湾有事か半島有事に巻き込まれて、アメリカが負けて、巻き込まれた日本がボロボロ」
というシナリオが、現実的かつ理想的。

中国はヤカラなので、前回の占領軍みたいに天皇家を残してくれるような優しい統治してくれないだろう。
いいじゃん、どうせ天皇家ゴシップ誌のネタにまで貶められてるんだから、「M子とKMRは納税者の言うことを聞け」とか言ってるバカな市民には、むしろ溜飲が下がるだろう。
これで、「皇統としての日本」は、晴れて終わる。
それは嫌っていうなら、国外のヤカラではなく、国内のヤカラに新陳代謝してもらうことだな。
たとえば、沖縄で警察署に押しかけて投石した連中とか。

たぶんね、LGBTの権利ガーとか、
児童虐待のニュースって最近目立つよねー、子ども置いて鹿児島旅行とか、なんなん?とか、
就活の邪魔になるからって子どもを産み捨てたJDが居るってまじー?とか、
そんな状況になってる時点で、UNIVERSE 25実験が「直感的に、確かにそんな感じがする」世界なわけ。