久保史緒里
放置気味のブログだが、このことだけは書いておかなければと思った。
東北の大学で勤務していた頃、学生の影響で坂道グループを知り、冠番組を観るようになり興味を深めた。年齢的に“推し活”と呼ぶようなことをするわけではなかったが、ただこの子だけは応援したい──そう思わせるメンバーがいた。
自分がかつて憧れた舞台の一員となり、生来の探求心で “乃木坂随一のガチヲタ” と言われるほど詳しくなり、出演番組のプロデューサーに
「台本は一度読めば内容を自分のものにしてしまい、本番では台本に頼らない」
と言わせる知性の持ち主。
「努力は人を裏切る」という話と、久保史緒里の「努力を努力と思わない」
私自身、1年生の初回講義で水木しげる御大の
「努力は人を裏切る」
という言葉を紹介する。
もちろん「努力するな」という意味ではなく、
- 努力しても報われないことは多い
- そのとき「努力したのに無駄だった」という二重のダメージを負う
- 人はそのダメージにそう強くない
- だから、努力ではなく“好き”を起点にすればいい
という話だ。
久保史緒里は、自身のブログで
「努力を努力と思わない」
と語っている。
端から見れば “尋常でない努力を積み重ねている努力の天才” なのに、本人はそれを努力と呼ばないところに、彼女の強さと生き方が表れている。
類まれなポテンシャルと今後
歌唱力・表現力には定評があり、映画出演も複数。
NHKの 朝ドラ・昼ドラ・大河 のすべてに出演した坂道メンバーは彼女だけらしい。
グループ卒業後に女優に転身したメンバーは何人もいるが、久保史緒里はその中でも“本格的な俳優”として生きていけるだろう。
サンドウィッチマンとの番組企画も進んでいるようで、地元愛の強さから東北のローカル番組に戻ってくる姿も想像できる。今後も陰ながら応援していきたい。
もう「乃木坂の久保史緒里」は見られないけれど
私はそもそもテレビをあまり見ない。だから彼女の出演ドラマや歌番組を熱心に追うような生活はこれからも多分しないと思う。
YouTubeの乃木坂公式チャンネルで彼女を見ることも、もうすぐ叶わなくなる。
彼女自身が憧れて掴み取った場所を離れる、その最後のステージだけは見届けたい。
今年の紅白は乃木坂だけが出場するが、
2026年の真夏の全国ツアーにも、年末のNHKホールにも、久保史緒里の姿はもう無い。
それでも、きっと素敵な未来が待っていると思う。
じっと手を見る冬の夜
そういえばBlog作ってたんだとうっかり忘れるくらい絶賛放置中だが、2024年になったので坂道Gデータ集計もしないとな、乃木坂6期生の募集も開始されるし。と思いつつ、5期生が加入した頃が前任校の任期切れでてんやわんやしていた頃で、わりとそれどころじゃなかったので5期生をいまだにちゃんと把握していない。
けやき坂が日向坂に改名したのをリアルタイムで見ていたのでおひさま路線だったが、今はびっくりするくらい日向坂に興味なくなっていて、なぜだろう?と思い返すと愛萌の卒業で一気に冷めた気がするような気がしなくもなかったり。
欅の3期生もちゃんと把握していないけど、今一番興味あるのは?と考えると欅坂だと思う。
というのはほんとどうでもよくて。
hatoatama.hatenablog.com
相変わらずこの記事が当Blogで一番アクセスを得ている記事。
これを書いたのは、任期が切れて無職に突入しなんとか翌年度からの職を確保しようと履歴書をばら撒いていた頃で、やさぐれていた。任期が切れたのがコロナ禍直前で、コロナ関連の支援を受けられず、失業手当が切れたところでいよいよ「吊る」ことも考慮にいれつつ、生活保護一歩手前の生活支援融資を行政からもらっていた。今考えると、やさぐれどころではなくすでに病んでいたな。
「大学にこだわってるからやろ」と言われるところだろうが、折り悪くこの年度まで科研費をもらっていて、任期が切れた大学に学部長付の無給の客員研究員として籍を置かせてもらい、長期休み中の実習室の隅を実験スペースとして間借りして科研費研究だけ続けさせてもらっていたので、下手に動くこともできなかった。
なんとか2021年度から地方の小さな短大に任期なしで拾ってもらって、そろそろ4年目を迎えようとしている。大学の職を得てから、空白を挟みつつ干支一回りはすでに超えた。なんだかんだで「ダイガクのセンセー」をそれなりに続けている。初任地は「地元では負け知らず」のそこそこの規模の女子大の助教で、准教授となった今より給料がよかった。デフレ脱却して無事スタグフレーション突入のご時世とはいえ、10年で年収が150万減っているというね。
地方の小さな短大の実務系の学科ではBasic Scienceを担当できる教員が居らず、1年生前期の基礎系科目全般をすべて担当する [ 中学校の理科の先生 ] 状態を3年続けている。細々と続けていた研究の貯金で2022-23年度で科研費をもらえたが、授業負担が多すぎて研究する時間は全くなく、あと1ヶ月で使い切れないほど研究費が余ってしまっている。「研究の進展の遅れ」を理由に延長申請をしたところ。時として苦痛ですらあった大学院生時代の実験室籠りの生活が懐かしくなる。
実験系の研究が全くできない一方で、前任校で取り掛かった教育工学の研究で、成果こそまだなものの、研究コミュニティに参加しているうちに縁ができてきた。本業は分析化学なので、分析データの解析も学生の成績の解析も私にとっては同じことで、PCさえあれば解析モデル開発等のドライ研究にシフトできるのは、分析化学をやっててよかったと思うところ。教育工学は良い製品を均質に大量生産する」という生産工学にルーツを持ち、教育学とは全く異なる、むしろ水と油といっていいほど相反し、教育学の連中からは目の敵にされる。教育工学の人間は、教育学畑の人を「あいつら科学者じゃねえwww」と言う。
「マウスに薬物を投与して生理学的応答を解析することと、学生に教育を施してその成果を測定することに、なにか違いがありますか?」
などとうっかり教育学畑の人に言ってしまったものだから、「そんなんじゃない、教育は愛だ!」と目ん玉ひん剥かれて激怒され、「うん、あなたとはもう口ききません」とガチ険悪になった(笑
教育工学の研究コミュニティで知り合って情報交換をしている、実践的看護能力の適正な評価方法の開発と普及に奔走されている看護教育学の先生も、業界のエライ人から「看護は心よ!」と言われたという同じような経験をされたと聞いた。
そっちの縁で非常勤講師の話をいただいて、本務校での担当科目だから授業改善にもなるということで引き受けている。
金にあまり興味がないとはいえ、10年ちょっとで年収が月10万円レベルで下がっているので、「お小遣い」というには過大な非常勤講師の収入がとても助かっている。非常勤講師だとコマいくらでちゃんとお金もらえるし。初等・中等教育の先生方が「定額使いたい放題」という過酷な就労環境にあり一向に改善されないことが問題となっているが、毎日1年生と授業で顔をあわせるという状況なのに給与は定額という状況なので、小中学校の先生の苦労がちょっとわかるような気がする。チューター制だから担任もやってるし。
・・・科研費を余らせまくって保護者面談の日程調整で頭を悩ませている年度末、「◯◯短期大学◇◇学科 准教授」という自分の名刺を眺めてゲシュタルト崩壊しかかっている冬の夜の愚痴。
職務経歴の行数は何行ですか?
履歴書を "biography" って言ったらなんかSFチックでかっこいいと思う、知能指数の低い理系の大学教員です。
hatoatama.hatenablog.com
この記事が当ブログで最も読まれてる記事だけど、これ書いてたときは無職で、今思うと本当に病んでいた。
「金のために仕事したことなんて今まで一度もないのに、なんで金に苦しめられないといけないんだ」
一時期、本当に吊ることも頭をよぎった。
その頃のことを考えると、アイドルの誕生日を計算して遊んでるとか、マジでその頃の自分に頃されろ。
研究。
なんかの弾みで科研費なんかもらっちゃったものだから、それなりには進めています。原資は貴重な税金なので、成果をしっかり社会に還元したいと思います。
ただ、「無い袖は振れない」ということを無職時代に痛感した経験から。無い袖はお金のことだけじゃないんです。むしろ取り返しも補充も効かないと言う意味で、時間の方が深刻。ぶっちゃけ言えば、地方の短大でしかも職位も上がってしまえば、PIの援助のもと授業負担も少なく研究時間を確保できていた助教時代を懐かしむほどに、実験研究は非常に困難なのです。短大なので基本的に卒論生もなく、「サンプリングだけで一日中かかるけど、基本的に失敗は無いスクリーニング実験」なんてことを卒論研究として学生に任せるということもできず。実験研究で培った解析計算技術を活かして教育工学分野に手を出したら意外に好評なので、そっちの学位も取ってみようかと考えたり。そっち方面に手を出したのも、前任校での上司が本当に好き勝手させてくれて、その成果でも評価してくれたから。万年筆の師匠でもある。当ブログ、万年筆記事から始めたんだった。
思い返すと、師匠と上司には恵まれた。
というか、毒上司に当たったこともあるけど、様々な職場を渡り歩いて良い上司の方が圧倒的に多かったから、毒上司を記憶から抹殺している。
これは、職務経歴が少なく出会った上司が少なければできなかっただろうと思う。どんなに毒でも親を記憶から抹消することはできないだろう。血を分けた親ならこの世に2人しかいないのだから。多くの上司に恵まれた私は、1人2人の毒上司を記憶から抹殺したところで何の影響もない。
というくらい、職場を転々とした。
新年度から非常勤講師が決まり履歴書出してねと言われたので、無職時代にjrecを眺めては何十枚と書いた履歴書を久しぶりに書いた。その作業であの頃のことが思い出されて、実はかなりしんどい作業だった。メンタルは強靭というか鈍感なことには自信があるけど、こんなに繊細に手が震えるとは。これ、PTSDになるんだろうか笑
市販の履歴書では、職務経歴の行数が足りない。
ワープロソフトで自作しても、A4 2ページに収まらない。
この業界にいる人なら普通のことだけど、そもそも学歴欄の行数が妙に多い。
最近、共同研究の先生と食事をしていて、なんとはなしに大学院を出てから最初についた職場の話をした。
「へえ、苦労してたんだねえ」
10年近く一緒に研究をしている先生だけど、そういえば話したことなかった。
上級の研究機関であるその職場での上司、つまり社会に出てから最初の上司が最初の毒だったことを今思い出したほど忘れっぽいのが、鋼メンタルの源だろう。都合良い性格に育ててくれた両親に感謝だ。
ポスドク経験者やアカハラが横行するブラック研究室の経験者が辛みを滲ませて語る研究室とは、あそこの姿だった。うん、今思うと。もうどうでもいいけど。
何度も何度も書いて、もう二度と書きたくないと思っていた職務経歴を書きながら。
「無駄なことって無かったなあ」
と思えるくらいには、人間に丸みが出てきた気はする。
引退する学長から、学生個々人に応じた勉強を講じて退学者を出さないように頼むと言われた。
入学者を分母にすると国試合格率が3割を切るようなクソ大学を経験してきたから、退学させたくないのは私も同じ気持ちだ。
「私は大学が好きすぎて大学に居残りたくて大学教員になったような人間です。だから学生には大学を楽しいと思ってもらいたいです」
ああそうか。
自分は一生大学生でいるために「研究者」の衣を着ることにしたんだな。
卒業生には、現場の技術を磨いてステップアップしてもいいし、なんなら教育の世界に入ってきて一緒にやれることがあったらと思う。
職務経歴の行数は、1行である必要はない。
ただし、常識的な範囲内でね。
データで見る坂道グループ(2023年3月版) その3
hatoatama.hatenablog.com
hatoatama.hatenablog.com
から続く。
さて、坂道グループの世代交代を 年齢構成・出身地・経時変化 から見てきたわけだが、本記事ではグループ別ではなく坂道グループを俯瞰して考察してみようと思う。2023年3月3日現在、坂道グループに名を連ねたのは173人いる(活動辞退を含む)。
加入時年齢
<その1>で考察した内容だが、もう一度。




では。
離脱時年齢

平均は22歳6.8ヶ月
乃木坂46

全体平均 22歳11.2ヶ月
1期生平均 22歳11.6ヶ月
2期生平均 22歳10.3ヶ月
3期生 21歳11.0ヶ月
※ グラフ中の満23歳離脱は松井玲奈
1期は25歳以上で卒業したレジェンドメンバーの印象が強いけど、早期離脱も多いので平均は他の期と変わらない。
加入時年齢別離脱率

薄いオレンジ色が年齢別加入人数。濃いオレンジ色が、加入時の年齢ごとの離脱者数。折れ線は離脱率。
加入時満22歳は松井玲奈なので別枠としておいておくとして。加入時満20歳以上なのは、173人中15人もいる。意外に多い。このうち約半分の7人が、櫻2期/新2期/3期。今では坂道グループ最長老格の佐々木久美でさえ、加入時年齢は大沼晶保より1ヶ月年下である。加入時年齢最高齢は、もう予想つくと思うけど、新内眞衣の21歳3ヶ月。
加入時満20歳以上の者は、期が新しいこともあって比較的よく残存しており、離脱率は20%を切っている。
反対に離脱率が最も高いのは13歳加入者で、60%以上がすでに離脱している。これは2つの要因があり、
- 活動辞退・早期離脱
- 乃木坂1期生中学生組
である。
16歳加入離脱率が低いのは、乃木坂5期・櫻坂3期・日向坂4期が入ったばかりなので、分母が増えたということ。
というわけで、このグラフから分かることはほとんどないので、在籍期間に注目してみる。
加入年齢別在籍期間

加入時年齢と在籍期間の相関性はほとんどなく、
「低年齢で入るほど長く続ける」とか
「高年齢で加入すると活動期間が短い」とか
そういう明確な傾向は無い。むしろ、右肩上がりの一群が見える。これは加入時年齢と活動期間が比例する群で、「遅く入った者ほど長く続ける傾向がある」特徴が見える。
問題は在籍期間ではなく、半数が20歳から24歳の間に卒業する。
坂道グループの全体的な傾向として、「17歳で加入して20歳から24歳の間に卒業する」のが普遍的な群であることが分かる。
さゆりんごやまなったんが20代後半まで居てくれたからといって、それは全体傾向から見ると異例であって。
何度だって言うが、
推しは推せるうちに推せ
データで見る坂道グループ(2023年3月版) その2
hatoatama.hatenablog.com
のつづき。
乃木坂1期生が全員卒業した2023年2月27日時点の坂道Gメンバーの年齢と出身地の状況を整理したのが前回まで。
乃木坂5期生・櫻坂3期生・日向坂4期生が加入し各グループ若返りが図られた。29歳に達していた秋元真夏は別として、残っていた1期生は加入時中学生組でまだ現役続投できる年齢で、それは2期生も同様だったが、1期・2期を一掃することが運営方針だったことが窺える。その結果、期別人数構成は大きく変化し、平均年齢は20歳まで下がった。
櫻坂に関しては、2020年までの不穏なお家騒動を経て2期・新2期を中心とした体制に組み直す一環で改名したというのはよく知られるところだが、単に2期を中心に据えたというだけでなくグループのキャラクターの変更をうながした。2期・新2期生が関西出身者と九州出身者を多く含むことで、いわゆる「芸風」の変化を生じた。あるいはこれが意図だったのかもしれない。AKBおよび関連グループは、SKEやNMBを立ち上げることでAKBが東京ご当地アイドルグループという位置付けを明確にし、それに対抗する公式ライバルとしての乃木坂もやはり東京ご当地の性質の一貫性が出身地構成から見えた。それに対して、欅坂は東京への集中の度合いがやや低かったところに、関西・九州を中心とするメンバーの大量導入でご当地感の無いグループに変貌した。このことは諸刃の剣だろうが、筆者は好意的に見ている。一言で世代交代と言っても、「継承の乃木坂」と「変革の櫻坂」の違いが見て取れる。
日向坂も2022年は卒業が相次いだ。体調不良と周辺トラブルが原因といわれた柿崎芽実、やらかしで卒業した井口眞緒は半ば不本意な卒業と言えなくもないが、2022年は、けやき坂時代から中心的メンバーであった渡邉美穂、キャラが濃い日向坂メンバーの中にあって不動のぶりっ子キャラを確立していた宮田愛萌が相次いで卒業。詳しくはメンバー個別記事で触れたいが、アイドルになる条件が大学卒業だったという宮田愛萌は、アイドルになることが目的だった節が見え、意外にあっさり卒業しそうな気はしていた。筆者としては日向メンの中では一推しだったが、先に卒業した柿崎・井口と特に絡みが深かったメンバーなので、ふたりの卒業も心配の種だった。
前回までの現役メンバーの状況整理を踏まえて、本記事では卒業に関連することを考察していく。
離脱動向
まずは、前記事の最後に出した離脱動向について。

2014年に最初の大量離脱危機、2018年に大きな危機を経て、2020年以降は大量離脱が続く。ただ、2014年時点では乃木坂しか存在していないので、「乃木坂って2014年がやばかった」ということしかわからない。そこで、積み上げグラフで見てみる。

離脱状況解析で注意するのは長濱ねるの存在で、欅坂とけやき坂の兼任解除を「けやき坂離脱」とカウントしている。長濱ねるはけやき坂の兼任解除と欅坂卒業で、のべ2回離脱となっている。
松井玲奈は「乃木坂2e期」とカウントし、兼任解除を離脱とカウントしている。「卒業」という言葉を使っていないのはこのため。平手友梨奈の「脱退」、活動辞退や契約解除も離脱としている。
では、グループ別に見てみる。
乃木坂46


2014年の第一次離脱危機での離脱者は、もはや知らないファンがいても不思議ではない。2011年から活動を開始して、2014年当時はまたAKBの壁がはるか高くそびえていたので、活動に見切りをつけたメンバーもあるだろう。残存していれば主力になり得た年齢のメンバーもいる。契約解除が出たのもこの年。
2018年の坂道グループ第二次大量離脱危機は間違いなく乃木坂の危機だった。この年、エース格筆頭の生駒里奈と西野七瀬が相次いで卒業。前年には飛び抜けた美貌とキャラクターで根強い人気のあった橋本奈々未が卒業・芸能界引退、ハイパフォーマーとして知られた伊藤万理華が卒業。大物の卒業が続いた一方で、中元日芽香が爆弾を投下して卒業、はたして彼女の言葉通り、2018年には8人の大量離脱があった。
この年、4期が加入する。4期は
「『教室では目立たないけどすげえ綺麗な子』が集まってわちゃわちゃしている」
という原点回帰を狙った節を感じる。遠藤さくらなんか、西野七瀬ファンをきっちり受け継いだなという感じがした。運営に強力にプッシュされる4期とエース筆頭格の卒業で、低空飛行組はいたたまれなくなるのも致し方なし。2018年離脱組には卒業後も活躍している準エース格もいる一方で、「そういえば居たな」と言われてしまいそうなメンバーがちらほら。
個人的には川後陽菜は結構好きだった。
2020年は白石麻衣卒業というインパクトがあったが、離脱人数自体は小康状態の時期。
次の波は2021-2022年。言うまでもなく1期・2期の一掃がはじまったのがこの時期。ここらへんは記憶に新しいし、乃木坂ファンにとって胸が痛いだろう。全部振り返っていたら泣きそうなのでやめとく。
2023年3月26日の秋元真夏の卒業、2023年3月28日の鈴木絢音の卒業をもって1期2期の一掃が完了する。
乃木坂は大所帯のせいもあるけど、毎年ずるずると離脱者が出続けているのが、あまり好ましくない。
欅坂46・櫻坂46


2015年の離脱は活動辞退だから無視するとして、2018年に2期の加入と前後して3名離脱。欅坂は乃木坂のようなドサ回りをしておらず、2018年時点でヒットも出ているので「見切り離脱」ではないだろう。筆者はこの時期の欅坂をよく知らないが、離脱した3名を見ると「あー…」。ここらへんはよく知る人にお任せしたい。2019年の1名は長濱ねるなので、これは個別記事行き。
改名というか、もはや「別グループとして櫻坂46発足」とも言えるのが2020年10月14日。2020年のグラフを緑色にしているのは、2020年の離脱者は全て「欅坂46からの離脱」だから。2020年の年明け早々に平手友梨奈ほか2名が離脱。欅坂46としての最終日に佐藤詩織が欅坂として卒業するまでに佐藤を含む3名が離脱。もはや多くを語るまい。
乃木坂と同様、櫻坂になってからの2021年から2022年にかけて、1期の一掃がはじまる。新2期のキャラクターが明快なだけに、1期は冷や飯食わされているとしか思えない。冷や飯といえば、けやかけ2期生フィーチャー回でも露骨に冷遇されていた松平璃子が現在のところ2期唯一の卒業。ギスギスイメージがついてまわった欅坂の良心とも言える柔和な人柄で親しまれたキャプテン菅井友香は、ファンのマナーの悪さが炎上したのを消火するために卒業させられたとまで言われるほど、運営のメンバーへの扱いがひどいイメージが拭えない。
個人的には、平手友梨奈脱退後のグループのカラーはかなり好きなんだが、平手カラーが好きだったファンには違和感が大きいだろう。期ごとのカラーの違いが大きすぎるのも問題。新2期で頭角が顕れている大園・大沼・増本は、キャラ的に日向坂に居てもおかしくない。商業的には変革はあまりうまくいっていない気がする。2期の関有美子が卒業を発表しているが、1期の残存5人も年齢的に一掃が近いかもしれない。
けやき坂46・日向坂46


ここは世代交代が生じていないので特に見るべきところはない。2017年の離脱は長濱ねる。その後の離脱者は4人でグループ傾向を見れるものでもないので、個別記事行き。最初の卒業生となった柿崎芽実は、活動辞退を除けば坂道グループ最年少卒業生で、最初の21世紀生まれの卒業生だったことが特筆できることくらいか。井口眞緒は、つくづく惜しい人材だったと思う。
上の方でも書いたが、宮田愛萌はあっさりと卒業しそうな気がしていたので、渡邉美穂のほうが意外だった。むしろ小坂菜緒の休養そのまま卒業の可能性を心配していた。
影山優佳が卒業を発表しているが、日向坂は年齢構成が意外に高めなので、他に卒業が心配なメンバーもちらほらと居る。
というわけで、ここまではただグラフを見ただけ。
「データで見る坂道グループ」の締めは、
何歳で入って何年続けて何年で辞めるか
という点に注目して考察してみようと思う。
<その3に続く>
データで見る坂道グループ(2023年3月版) その1
「データで見る坂道グループ」
hatoatama.hatenablog.com
を最初に書いてから2年半の間に乃木坂1期生・2期生が全員卒業を発表し、2023年2月26日の秋元真夏の卒コンをもって1期生は全員卒業してしまった。
櫻坂3期生も加入して出入りは一段落した(と思いたい)ので、坂道メンのバイオグラフィーのデータベースをアップデートして解析をしてみた。記事執筆時点で乃木坂2期生の鈴木絢音、櫻坂2期生の関有美子、日向坂1期生の影山優佳が卒業発表しているが、在籍として扱う。
現状整理
まずは現役メンの年齢分布から。2023年2月27日時点の集計。

平均は20歳10.7ヶ月
乃木坂46
乃木坂46の現役メンバーの年齢構成

全体平均 20歳9.1ヶ月
2期生 23歳11.0ヶ月
3期生平均 22歳8.5ヶ月
4期生平均 21歳0.0ヶ月
新4期生平均 20歳7.2ヶ月
5期生平均 18歳4.1ヶ月
櫻坂46
櫻坂46の現役メンバーの年齢構成

全体平均 21歳4.0ヶ月
1期生平均 24歳10.2ヶ月
2期生平均 21歳11.3ヶ月
新2期生平均 22歳4.7ヶ月
3期生平均 18歳1.6ヶ月
日向坂46
日向坂46の現役メンバーの年齢構成

全体平均 20歳8.2ヶ月
1期生平均 24歳6.3ヶ月
2期生平均 21歳6.3ヶ月
3期生 18歳10.0ヶ月
新3期生平均 19歳1.7ヶ月
4期生平均 17歳10.1ヶ月
欅坂改め櫻坂が年齢層高めの傾向は相変わらず。
乃木坂新4期・櫻坂新2期・日向坂新3期が坂道研修生同期になるが、櫻坂に相対的に高い年齢が配属されている様子を、次のグラフで見てみる。
加入時年齢の分布
加入時年齢(坂道全体)

平均は17歳0.0ヶ月
乃木坂46

全体平均 16歳6.6ヶ月
1期生平均 16歳5.4ヶ月
2期生平均 16歳4.3ヶ月
3期生平均 15歳3.3ヶ月
4期生平均 16歳9.0ヶ月
新4期生平均 17歳7.0ヶ月
5期生平均 17歳3.3ヶ月
欅坂46・櫻坂46

全体平均 17歳9.6ヶ月
1期生平均 17歳2.9ヶ月
1.5期 17歳2.0ヶ月
2期生平均 18歳0.4ヶ月
新2期生平均 19歳4.2ヶ月
3期生平均 17歳11.6ヶ月
けやき坂46・日向坂46

全体平均 17歳0.9ヶ月
1期生平均 17歳7.6ヶ月
2期生平均 16歳6.0ヶ月
3期生 14歳7.0ヶ月
新3期生平均 16歳0.7ヶ月
4期生平均 17歳5.1ヶ月
ひなのの大物感がすごい…(笑
乃木坂3期生の加入時平均年齢の低さは、加入当時満年齢11歳の岩本蓮加、満年齢12歳の伊藤理々杏あたりの影響。齋藤飛鳥だって加入時13歳だから、相当低年齢で加入させている。15-18歳がボリュームゾーンだが、平均19歳を超えている櫻坂新2期はなにか意図があったのだろうか。個人的には、不思議・大不思議の増本・大沼、メモ園は大好き。
世代交代
乃木坂1期2期の全員卒業のインパクトは大きいが、グループのキャラ変を伴うドラスティックな世代交代は櫻坂で生じている。
まずは、各グループの期別構成比率の変化から。
櫻坂の激変
欅坂46は2020年10月14日に櫻坂46に改名。平手友梨奈を中心とするグループから一気にキャラ変した。平手友梨奈の脱退に続いて、改名までに3名(長沢菜々香、石森虹花、佐藤詩織)が卒業。2020年の離脱者は6名に及ぶ。この年、新2期生6名が坂道研修生から合流し、2期生中心の体制に一気に舵を切る。メンバーの動きはこんな感じだが、メンバーの属性に大きな変化があった。


この結果、櫻坂46メンバーの出身地比率はこうなった。

ちなみに3期生の出身地比率はこんな感じ。

関西と九州の比率が増え、東日本の比率が下がった。
1期生の小池美波が兵庫出身だが、彼女はあまり関西人ぽくない。反面、井上梨名・武元唯依・田村保乃・増本綺良・山﨑天あたりの2期生関西勢、新キャプテン松田里奈をはじめとする森田ひかる・関有美子・大園玲あたりの九州勢が爪あとを残すことが増えた。「欅って書けない?」が2期生にフィーチャーしだしてから俄然面白くなったし、「そこ曲がったら櫻坂」になって完全に方向性が変わった。正直、平手友梨奈という憑き物が落ちた感がある。
出身地
櫻坂のメンバーの出身地属性を見たついでに、残る乃木坂と日向坂も見てみる。
離脱動向
さて、現状の解析はこんな感じで、乃木坂の世代交代や欅坂の方向転換をもたらした離脱(卒業)の動向は、別の記事としたい。
離脱動向のグラフを出しておく。

あけましておめでとうございます
「師走」とは12月のことだけど、大学教員の12月は、後期中間試験を終えて、実習科目はぼちぼち終わる時期で、案外暇だったりする。まあ、分野によるだろうけど。
筆者は資格系学部なので、国家試験までに少し間が空いた、小休止的な時期。学生が修羅場っていようが、こちらにはあまり関係ない(笑)
年末年始感はあまりなくて、
「あけましておめでとうございます」
は、教員が修羅場るこの時期の挨拶。新任者はもちろん、オリエンテーションやら授業準備やら。
「去年のを使い回せるから楽できるわー」
なんて油断していると、カリキュラムが変更になったりとか、割と痛い目を見る。
今年度はさらに、科研費交付内定手続きが畳み掛け。
前任校での研究成果の貯金があったから取れちゃったけど、地方弱小大学なので、科研費獲得が数年ぶりということで、アドバイス的なものを求められたので、良い機会だから忘備録的に自分用まとめ。
よく言われることで、実際に実感していること
とにかく書く
宝くじのようなもんなので、買わないと当たらないし、書かないと当たらない。
「落ちて当たり前」
くらいのつもりでいても良い。落ちて失うものは無い(とは言い切れないけど、ここはこう言っておく)。
海外大型グラントのように、通っただけで一流研究機関から引く手数多、というような価値あるグラントではない。科研費は、自分の人件費を自分で出すことが出来ないので、海外大型グラントを狙えるような一流の研究者が科研費にかけるモチベーションは、推して知るべし。
なんて、偉そうなことを言える身分になってみたいものだ。
同級生が在籍する某国立大学では、
「科研費に応募しないということは、研究費は要らないということと見做し、学内研究費を配分しない」
ということになっているそうで、こういうこと言われると、「仕方がないから出すだけ出しとく」ということになる人が増殖するのは、ある意味当然。
つまり、科研費を書くモチベーションが決して高くない人は、上級にも低級にも結構いると考えられるわけで、本気で書けば、採択可能性は案外低くもない。
それに、ポスドク級でグラントを取れるような人なら、学振を取っている。科研費若手研究に応募してくるようなPDは、学振レベルより一段落ちる。
科研費の価値は、実は思っているほど高くない
フォントと文字サイズは有効
分野にもよるけど、審査員は膨大な量の申請書類を読むので、ほとんどななめ読みだそう。特に基盤(B),(C)と若手は一段階審査なので、
「じっくり読んでもらえれば分かる」
という書き方では、まず通らない。
そこで、フォントサイズを12ポイント以上にする。行間を1.15〜1.25行にすると、より効果的。1行では行間が詰まりすぎて読みにくい。
こうすると、書ける文字数が大幅に減るので、より少ない文字数で訴える文章力が問われる。
2018年度に、申請書が現在のフォーマットに変わり、枠線がなくなって11ポイント以上に指定されるようになり、フォントサイズでの差別化はあまりできなくなった。
そこで有効なのは、フォント自体を変えてしまうこと。明朝体よりもゴシック体のほうが、読みやすさは数段上。特に研究概要は、太字のゴシック体で書くことがとても有効。実際、概要が読みにくいと、本文には目もくれないこともあるそうなので、本文を読む気にさせるには、まず概要を読ませること。
研究者界隈には伝統的にMac使いが多いが、「ヒラギノ角ゴシック」の書体の美しさは別格なのでオススメ。線の細さがゴシック体特有のうるささを軽減するので、とても読みやすい見た目になる。
ヒラギノ明朝は、MS明朝に比べると、書体は美しいが線が細いので、明朝体ではヒラギノフォントはおすすめしない。
Windowsでは、游ゴシックがヒラギノゴシックに近い印象。
オイシイ応募分野を選ぶ
科研費の応募数は、分野によってかなり差がある。当然、応募者が少ない分野に応募するほうが、採択確率は上がる。
「少し視点をずらせば、こちらにも該当する」
というマイナー分野があれば、少々掠っている程度でも果敢に挑戦すべき。完全に的はずれでなければ、「その分野ではユニークな視点」と、高評価を得られる可能性がある。
私の応募の例では、ど真ん中の分野は薬学系だが、ちょっと視点をずらせば化粧品にも適用可能なので、生活科学分野の観点から研究展開を述べた。薬学分野に拘っていたら今でも取れていないと思う。
だいたい、医学薬学系は、超優秀な応募者が多いので、まともに勝負には出れない。
念の為、生活科学分野のレベルが低いと言っているのではない。
夢を語る
そもそも研究とは、クリエイティブで夢のある活動なので、夢を語ることが大事。なので、少々風呂敷を広げても構わない。
ただ、私個人的には、研究で夢を語れるのは研究者の権利なので、全人類のために貢献する、なんてことは微塵も思っていない。
「自分のやりたいことをやりたい放題やった挙げ句に、その結果が少しでも人の役に立てばいいね」
くらいにしか考えていない。
風呂敷を広げるにしても、「人類の発展と社会貢献のため」なんてことを真顔で言う人や企業は、個人的にはあまり信用できません。
時事ネタは強い
時事問題は、早急な解決の必要がある問題とも言える。また、時事問題をどのような視点でどのレベルで把握しているかというのは、問題認識能力。なので、時事問題に適切に切り込んでいれば、採択率はかなり上がる。
ただし、例えば生命科学系では、近年はもっぱらCOVID-19だが、これは専門研究チームがハイレベルで組まれているので、そこと同じことをやろうとしてもお呼びではない。
そこで、「ズラシ」のテクニックが必要になる。
人文科学系では、教育とDXが熱い。
研究のトレンドを掴み、「ズラシ」のテクニックで独自性をアピールする必要はある。
SDGsは流行りだが、SDGs自体が概念的に曖昧な宗教なので、ゴールイメージをより明確に言語化できれば、それだけで勝機があると思う。
とにかく、「人に読んでもらう書類」を意識
学生のレポートにも言えることだけど、読んでもらう書類であることを意識することが基本だと思う。
フォントや行間の工夫は、「読みやすさ」のための工夫。
夢と時事問題を語ることは、内容面での工夫。
さらに内容で工夫するとすれば、文章のリズムは案外重要だと思う。名文を書く必要はないが、読んでいて楽しい文章というのは、リズムが良い。
宮部みゆきブームの頃、流行り物嫌いの私は食わず嫌いをしていたが、機会があって読んだとき、内容の面白さもさることながら、リズム感の良さに驚いた。言われてみれば、英語論文でも、読んでいて楽しい論文は、独特のリズム感がある気がする。
「吾輩は猫である。名前はまだない」なんて、最高にグルーヴィじゃないですか(笑)
「これは落ちる」と思うポイント
見苦しい
フォントを変えるのは効果的と書いたけど、変えすぎは逆効果。アピールの度が過ぎるのは、減点。ていうかウザい。
参考文献をやたらと書き連ねるのも、減点につながる恐れがある。研究背景の説明の引用には、せいぜい3本。政府広報などだと、説得力がある気がする。
論文実績が多すぎる
無いのは論外として、多すぎてもまずい印象。自分の論文実績の引用は、多くても10本以内にしといたほうが、見苦しくない。だいたい、見苦しい文章は、自分語りが多すぎる(この文書然り)。
しかし、「科研費がないから研究できない、研究できないから論文出せない、論文無いから科研費取れない」の無限ループの恐怖があるので、紀要でもレターでも学会発表でも、できるだけ直近で実績を持っておいたほうが良い。
新技術開発を目的・前提とした内容は不利
「開発に失敗したらどうするの?」ということらしい。
開発を目的とする技術の基盤技術を説明し、「もし新技術開発に失敗しても、基盤技術があるので、代替手段を講じる」という記述があると、非常に受けが良い。すでにある技術の応用展開は非常に有利。
戦略的萌芽研究や基盤(S),(A)クラスなら、革新的技術開発で採択されることもあるが、(B)以下の募集は、革新性はあまり期待されていない。
「それ、学内業務ですよね?」
特に教育学研究で見られがちらしい。「学内で予算配ってやるべき教育研究で科研費を獲ろうとするな」ということらしい。風呂敷の広げ方がポイントか。
乱暴に、まとめ的な
研究内容は、案外二の次
だってさ、今年の応募内容なんて、昨年とほとんど同じだよ?
去年の審査結果が、研究課題は高得点で採択案件の平均点を上回っていたのに、次年度の居場所が決まっていなくて研究遂行能力で大きく減点されていた。つまり、研究内容よりも、翌年度の雇用状態のほうが評価上重視されたということ。研究内容なんて、二の次なんだな、と実感した。
基盤Cと若手なら、「どれだけ読みやすい見た目で、読んでもらって面白いと思わせるか」で8割がた決まっているのではないでしょうか。就活における「人は見た目が9割」と同じだと思います。
企業は、学生が大学で何を学んできたかなんて、実は全くと言って良いほど、気にしていません。新卒ピチピチを自分の会社で手垢まみれにしたいだけですから、大学で小賢しい学術知識を身に付けたことなんて、最初から聞く気ありません。
さすがに科研費審査ではそこまで横暴なことはしていないでしょうが、「内容重視」に拘泥していると、あまり良いことはないと思います。
なんてことを、新入生オリエンテーションセミナーの係になっていたのに、3月30〜31日の、日向坂46東京ドーム公演の配信を見ながらダラダラと準備作業していたので、尻に火がついているので現実逃避的な投稿。
欅坂の万年2軍扱いから、乃木坂46でさえ実現していない東京ドーム公演を達成したエピソードは、実におっさん好み。
キャプテン佐々木久美の言葉の選び方は、あれ、実に参考になりますよ。










